アイシングの方法
当院でお薦めする痛みへの対処法は、アイシングです。
アイシングは氷を使用したものに限りますのでご注意いただきたいのですが、理由は水以外のものを凍らせたもの(保冷材やアイスノンなど)では、反応速度の違いにより過冷却のリスクが生じ、結果ヤケドを起こしやすいと考えるからです。
身体は60%が塩水ですから、同じ水で考えるのが効果的かつ安全です。
ただし、冷凍庫から取り出した氷は表面に霜がついていますので、これを洗って落としたものを使用するようにしてください。
この点を注意して行えば、氷を使用したアイシングは、お体の改善法に役立つものとしてお薦めできる良い方法です。
アイシングによる作用
氷によるアイシングの作用についてお話します。
タンパクの破壊を防ぐ
まず一つ目が、タンパクの破壊を防ぐという作用です。
炎症を起こしている箇所は温度上昇しており、私たちの体は隅々までタンパク質でできていますから、温度上昇し続けると、タンパクが破壊してしまいます。
なので、炎症が起きていたら、温めるのではなく、熱を取ってやる、つまり冷やして温度をあげさせたくないわけです。